相撲断髪式


断髪式とは力士が相撲人生を終わり 1、5、9月の本場所の1週間後の土日に両国・国技館で行われる行事で 親方名跡を持っている力士は親方名襲名披露大相撲となる。例えば普天王引退稲川襲名披露大相撲と呼ぶ。 当日の進行は大体 誰の断髪式も同じ様で 開場 11:00 開始 11:30
終了 16:00頃  内容は巡業と同じに近い。
一門呼び出し連によるふれ太鼓、幕下の選抜トーナメント戦、相撲甚句、櫓(やぐら)太鼓の実演、関取の髪結実演、横綱綱締め実演、幕内土俵入り。

だが最大の違いは力士の後援者、恩人、友人らが次々と土俵に上がって、紋付羽織袴姿で座っている引退力士の髷に少しずつ大きな鋏を入れて切る、現役力士代表、最後に師匠が髷を切り落とす事。 髷に少しずつ鋏を入れる人数は力士の判断で約300人前後程度が一般的である。力士は土俵中央にイスの上に座り土俵上には敷物の通路が上り口から敷かれているので 断髪をする人は靴のまま土俵に上がれる。断髪は基本的に一門の上位行司が介添えとして切る髪を持ち上げ大きな鋏を断髪をする人に手渡し切ってもらう。力士代表、一番最後に師匠が大銀杏をばっさり 切り取る、この時まで後援者、恩人、友人ら数百人が鋏を順次入れて行く訳だが切った後 大概”おつかれさま”と言われ 力士の心境も序々に変化して行く。永年の自分の相撲人生を思い起こし 最後に師匠から大銀杏を切り落とされた時 感極って思わず涙目になる。大相撲断髪式は力士主催の行事で入場券も自分主導で売って行く、経費も自分で負担する。 式が終わると入場券販売に協力してくれた相撲案内所に顔を出し礼を言う。後は後援者、友人等とパーテイを行ったりして終了。いよいよ新しい人生が始まる。

大相撲断髪式とは力士にとっての卒業式でもあり始業式であります。



飛騨ノ花関・断髪式


鷲羽山関・断髪式
昭和61年2月2日 鷲羽山関・断髪式

予定断髪式:平成28年1月場所終了後:元小結 豊真将

 平成27年1月16日、理事会で元小結 豊真将(本名 山本 洋介、錣山部屋)引退、
年寄 立田川継承、襲名。


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