た行               
たいをあずける(体を預ける) 出足を止めて自分の体を相手の体に寄りかかるようにすること
たいをひらく(体を開く) 左右いずれかへ足を後退させ、その方へ体をかわすこと
タコになる 思い上っている事
たぐる(手繰る) 相手の腕をつかんで自分の方へ引っ張りたぐり寄せて、相手の体を崩すこと
だしっぺい(出し幣) 太鼓やぐらの前方へ出ている2本のサオの先端につけられている幣。サオを含めても、こう呼ぶ
たちあい(立ち合い) 相撲の競技を始める瞬間。第三者の合図によらず、両者の呼吸を合わせて立つ
たちおくれる(立ち遅れる) 相手に機先を制せられて立ち上がること
たちもち(太刀持ち) 横綱土俵入りの介添えで、横綱の向かって左に座り、右手に太刀を捧げる
たてぎょうじ(立行司) 行司の最高位である木村庄之助と式守伊之助の2人
たてみつ(立て褌) 締め込み(廻し)の後ろ結び目から、股に縦に覆った部分
タドン 黒星のこと
ちからがはいる(力が入る) 疲れること
ちりをきる 立ち合い前のしぐさで腰を下ろし手を合わせてから腕を左右に開き武器等をもっていない事を表す
ちゃんこ お相撲さんの料理の総称。チャンコ番は料理当番のこと
ちゅうもん(注文):注文相撲 作戦の一種。相手に対して自分が有利な体勢に持っていくことを、注文をつけるという
付け出し 前相撲から順序を踏んで階級があがるのではなく、ただちに番付けの幕下や三段目で相撲を取る事
付け人 十両以上の関取の身の回りの世話をする力士、横綱には10人位、幕内4人位、十両3人位
露払い 横綱の土俵入りの介添えで横綱の先にた立って道を開き、向かって右に座る
手が合う 仲がよいこと。土俵では取りやすい相手をいう
手よっつ 体を離して互いに両手の平を合わせてつかんだ形
でずいり(手数入り) 横綱土俵入りの別名として使う人も多いが、協会ではこの語を採用していない
てずもう(手相撲) 自腹で飲み食いすること
徳俵 土俵の俵の東西南北の中央に円周の俵より1俵分外にずらせて埋めてある俵、
他の俵だと足が出る場合ここだと1俵分足が残るので徳俵とよばれる。
とこやま(床山) 力士の髪を結うことを職業とする協会員。いわばお相撲さんの床屋さん。特等から1等、2,3,4,5等まである。定員45名、定年65歳
取り直し 物言いが付いた相撲で協議の結果、同体とみなされた場合再度取り直す事
とびどうぐ(飛び道具) 一瞬にして勝負を決める、足を使ったワザ(蹴手繰り、内掛けなど)
土俵をわる 土俵から出た事
泥着 廻しの上からまとう浴衣、着古したものを使う。