ま行     
まえさばき 器用に物事をうまくさばく者のこと。人のあしらいがうまいことを、「あいつは前さばきがうまい」と表現する
前相撲 入門直後でまだ番付に載っていない力士が本場所でとる相撲。成績にかかわらず出場した力士全員が新序となり出世披露を受け翌場所の番付けに載る。
まえみつ(前褌) 腹に巻いた廻しの前側の所。前廻し
まきかえる(巻き替える) 上手側にあった手を下手に替えること
まわしを切る 相手に取られたまわしを腰を捻ったり、ひじを張ったりして手放させる事。
みぎよつ(右四つ) 両力士が組んで右手を差し合ったときをいい、左手を差せば左四つという。両手を差せばモロ差しである
みつ(褌) 廻しの別名
水入り 十両以上の取り組みで両者なかなか決め手が効かず4,5分経過の後行司が審判員の承諾、指示を得て 取り組みを一旦中止し、一息入れさせ両者に力水を付けさせ廻しを締め直させる。この力水を付けさせる事から水入りと呼ぶ。その後行司が一旦中止しの時点の体勢にさせさた後両者の廻しを同時にポンと叩き取り組み再開となる、 再開後 又も勝負が付かない場合2番後仕切りから取り直しとなる。
参考:昭和30年9月場所
初代 若乃花の成績は 西関脇で10勝4敗1引分。この1引分は横綱・千代の山と水入り取り直しの計17分15秒に及ぶ大相撲だった
むこうきゅうきん(向こう給金) 負け越しを決定すること。十両以上なら8敗、幕下以下なら4敗すること。”給金直し”の反対
むねをかす(胸を貸す) 上位力士が下位力士に稽古をつけてやること
めがあく(目が開く) 初日から連敗していた力士が1勝目をあげること
もむ(揉む) 前さばきあう。攻め合うこと。稽古をつけること
もろざし(モロ差し) 両手を相手のワキの下に差した形
物言い 行司の判定に審判委員が手を挙げ異議を申し入れる事、控えの力士も物言いをつける事が出来る、物言いが付くと土俵下の審判委員全員が土俵上で審議して判定を決める。
申し合い 稽古場で実力の近い力士が集まり勝ち抜きで稽古する